エアコンが臭い!原因と改決策を解説
2022年4月7日
エアコンが臭い!においの色々
エアコンを久しぶりにつけたら、臭い風が出てきた!
これでは快適に過ごせませんよね。
よくある臭いをあげてみました。
・すっぱい臭い
・生ぐさい臭い
・タバコのヤニ臭い
・カビ、ほこりっぽい臭い
・分からないけど臭い
エアコンからどうして臭うのか?
それはエアコンの仕組みが関係しています。
エアコンが臭う仕組み
イラストのように、エアコンは室外機から外気を取り入れているわけではなく、
室内機から①お部屋の空気を吸い込んで ②それを内部(熱交換器)で冷やしたり、温めたりし ③心地よい風を運んでくれています。
つまり、お部屋の臭いを吸い込んでいるのです。
その臭いやエアコン内に発生したカビやほこりを吐き出しています。
臭いの原因《生活臭》
【お部屋の臭いが原因】
●タバコを吸われる方はエアコンの風がヤニ臭くなります。
タバコ好きの方はたまらなくいい匂いみたいですけどね。ゴメンナサイ
●リビングのエアコンはキッチンが近くにあることが多いので、お料理の匂いや油を吸いこみます。また油によりエアコンカバーがベタついたり、エアコンフィルターの目詰まりでエアコンの稼働率を下げてしまいます。
お料理が得意なご家庭あるある。キッチンの換気扇とエアコンは密接な関係があります。
●ペットを飼っているご家庭は、ペットの代謝物、毛やアンモニアを吸い込んで臭いの原因になります。
アンモニアは空気中に飛びやすく、カビやすいのでトイレやペットシーツはエアコンから離して設置がいいですよ。
●室内でトレーニングされる方や、思春期の子供さんのお部屋は新陳代謝が盛んなので、汗や皮脂が酸化→発酵してすっぱい臭いがします。
中高生の男子はママがお部屋に入ること嫌がり、窓もあまり開けないし、シーツ交換もさせてくれない。なんてお話はよく聞きます。((+_+))
エアコンの臭い《カビ、ほこり》
【エアコンの構造が原因】エアコン内部臭
ホコリ、カビ臭い、下水臭、洗濯物の生乾きの臭いの原因は、エアコンの構造にあります。
エアコンのまたの名を『カビの発生装置』と命名します!
●夏にエアコンを稼働すると、外気との温度差でエアコン内部は結露水でいっぱいになります。その結露水はドレンパン~ドレンホースを通じて外に排出される構造になっています。つまり、エアコンの中はずっとベタベタな濡れた状態です。そりゃ、カビるの当然です。
カビ臭かったり、生乾きの臭いはこれが原因になります。
吹き出し口をのぞいてみてください。黒いプツプツがあれば、カビです。
夏は外のホースから水が出ていますよね、ソレが室内機から出ている結露水です。
●最近のおうちは気密性が高く、ほこりの逃げる場所がないので、お部屋のほこりをエアコンが吸い込みます。そのほこり臭が排出されています。
カビは、水分、ホコリ、空気でどんどん増殖していますので、ホコリが多いとカビも増えます。
●ドレンホースから下水の臭いや外の臭いが逆流しています。
そして、もう一つ!
エアコンクリーニングをしたのにすっぱい臭いがする原因は、ご自身で使用したエアコン洗浄スプレーやクリーニング業者の洗浄不足が原因も考えられます。
私たちはエアコンクリーニングの際、アルカリ性の洗剤で洗浄し、大量の水道水で中和洗浄しますが、それが不足すると洗剤が残りすっぱい臭いがします。
フィルターを外してお掃除
エアコンの機種によっては自動でお掃除してくれるタイプもありますが、過信せずにたまには外して掃除機できれいにしたり、場合によっては中性洗剤で洗いましょう。
洗った後は、しっかりと乾かしてください。
ホコリだけでなく、生活臭も取れます。
忘れずに、ダストボックスのホコリも除去してください。
フィルターにホコリが多いと、エアコンの稼働率も下がりますし、カビの発生が加速します。
ルーバー、吹き出し口のお掃除
必ず電源プラグを切ってください。
マスク、手袋は忘れずに!
ルーバーが外せるタイプは外してください。
(取扱説明書に記載があります。)
外せる場合は中性洗剤で、しっかり水洗い、外せない場合は固く縛った布で拭き取りして下さい。
吹き出し口も同じく固く絞った布で、手の届く範囲を拭いてください。
無理をせず、手の届く範囲にしましょう。手を切ったり、布を巻き込んでしまいますので危険です。
その後、電源プラグをもどして、送風モードや内部クリーン機能で乾燥させてください。
最低温度で1時間運転
【気温が高い季節】夏限定
冷房16度(最低温度)に設定し、窓を全開した状態で1時間運転することで、臭いが軽減する可能性があります。
結露水を利用して内部の汚れ、臭いの成分を洗い流すことができます。
外気と室内の温度差が大きいほど結露水がたくさん発生しますので、窓を開けて室内の温度が下がりにくくすることがポイントです。
最高温度で1時間運転
暖房30度(最高温度)に設定し、窓を全開した状態で1時間運転することにより、カビは熱と乾燥に弱いため一時的に繁殖、死滅される効果があります。
暖房運転中はカビ菌が排出されるので、窓をしっかり開けてください。
エアコンの臭いを軽減する日ごろの対策
運転を終えたら送風運転
冷房中は内部が結露しています。
カビが発生しやすい環境なので、運転後は送風運転をして内部をなるべく乾燥させましょう。
夏場はなかなか難しいですが、気づいた時は行うといいですね。
月に1度はフィルター掃除
取扱説明書にフィルター掃除のサイクルが記載されていますが、その通りにお掃除するのは難しいかも知れません。(週1とか?)
出来れば、月に1度、無理でもシーズンの始めと終わりにはお掃除しましょう。
そして、お部屋をこまめにお掃除をすることにより、浮遊するホコリも減り、フィルターへの付着も軽減できます。
お部屋の換気
タバコの煙、お料理や油などの生活臭が原因でエアコンが臭いますので、こまめな換気でお部屋の空気をきれいにしましょう。
真夏や寒い冬は、換気するのをためらいますが、快適にエアコンを使うためには汚れた空気を吸い込まないのがポイントです。
まとめ
エアコンは現在の環境ではなくてはならないものですね。
エアコンの臭いを放置すると、快適に過ごせないだけではなく、機能の低下やカビを吸い込むと健康にも悪影響を及ぼす可能性があります。
今回ご紹介した方法は、ご自身でできる簡解決策です。
長年の蓄積された臭いや汚れにはエアコンクリーニングが有効的です。
まずは、信頼できるプロの業者に依頼し、しっかりときれいにした後に、日ごろのお手入れを心がけてはいかがでしょうか。
エアコンクリーニングは【おそうじ本舗昭和南山店】
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